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ニキビとは?
ニキビとは、医学的にいうと「尋常性ざ瘡」という名前で病気の一種です。成人の9割以上はニキビを経験しているといわれており、13歳~18歳ぐらいまでにできるニキビを「思春期ニキビ」、それ以降にできるニキビを「大人ニキビ」と呼び区別することもあります。ちなみに大人ニキビは吹き出物とも呼ばれます。慣れ親しんだものなので、「ニキビくらいでは病院には行かない」という人も多いですが、無理やりつぶしてしまうなど自己流の誤った処置をとると、どんどん悪化し肌が凸凹になってしまうクレーターの原因となるので注意が必要です。
ニキビの原因
ニキビは顔から体までさまざまな場所にできるものですが、場所によって原因は異なります。そのため、歳を重ねるにつれて若い頃にはできなかった場所にニキビが見られるようになったという人も多いです。
<顔のニキビ>
●頬にできた場合
顔のニキビのなかでも、頬にできた場合は空気中のホコリやばい菌などの汚れが関係していることが多いです。その他、シャンプーなどがしっかり洗い落とされず残ったままになっていることも挙げられます。頬にニキビができるとどうしても化粧で隠そうとしたり、髪の毛で頬を覆うへアスタイルを選びがちですが、これが逆効果となっていることも多いです。
●口周りにできた場合
この部分のニキビは体調不良を示している場合があります。疲労やストレスなどが溜まっていたり、風邪どを引いている際にもよくみられます。また、暴飲暴食で腸内環境が悪くなっていることも考えられるでしょう。意外なところでは、「冷え」も口周りのニキビの原因となっていることがあります。普段から刺激物は避け、温かい飲み物や食べ物を摂るように心がけておきます。
●鼻にできた場合
とくに目立つのが小鼻のまわりの小さなニキビです。原因は皮脂の過剰分泌で、ニキビを気にするあまり無理やり毛穴の汚れを押し出したりすることで刺激され、皮脂が余分に分泌されることが関係しています。ちなみに黒ニキビが鼻にたくさんできている状態のことを「イチゴ鼻」と呼ぶこともあります。
<身体のニキビ>
●背中にできた場合
身体のニキビにも様々な原因があります。まず背中にできた場合は、皮脂の過剰分泌が考えられます。意外ですが背中は皮脂がもともと多い場所なので、ニキビができやすい場所でもあるのです。次に洗い残しです。目が届かない分、どうしても石鹸などが残りやすい場所なので注意が必要です。
●首やデコルテにできた場合
一方で首やデコルテのニキビは汗が大きな原因となります。とくに汗をかきやすい場所なのでこまめにシャワーを浴びるか、それができない場合はふき取るだけでも違います。また首に繰り返しニキビができる場合、冷えが関係していることも少なくありません。というのも、首ニキビができやすい人は下半身が冷えやすいといわれており、血流が滞るためです。
意外な場所にもできるニキビ
ニキビというと顔にできるものと考えられがちですが、さまざまな場所にできるものです。場所によって原因も違えば対策も違うので覚えておくと便利です。
●眉間やこめかみ、眉毛
まず、顔のなかでもなかなか知られていないのが眉間やこめかみ、眉毛にできるニキビです。これらのニキビは原因が毛穴の皮脂汚れやホルモンバランスの乱れ、不規則な生活だとされています。そこで気を付けたいのが、正しい洗顔と規則正しい生活です。睡眠をしっかりとることを心がければストレスなども溜まりにくい身体がつくれます。また、髪の毛がかかる場所でもあるので、髪のお手入れなどはしっかり行います。
●髪の生え際や頭皮
次に髪の生え際などにできるニキビです。なかには頭皮にニキビができる人もいます。これらの原因はシャンプーが正しく行われていないことが原因です。すすぎが不十分であること、ドライヤーの長時間使用、過度なブラッシングなども関係しています。さらに使用しているシャンプーが頭皮に合っていないとニキビが発生することもあるので注意しましょう。枕カバーなどは清潔に保ち、帽子などで頭皮を刺激から守る工夫も必要です。
●耳や耳たぶ
耳や耳たぶにもニキビができる人がいます。この場合は、汚れが原因であることが多いです。お風呂上りに汚れた手で耳の中を触るなどすれば蒸れて雑菌が繁殖しやすいです。また、一番耳の中が不衛生になりやすいのがイヤホンの使用です。イヤホンは、時々汚れをふき取るなどしないと雑菌がどんどん増えてしまいます。
ニキビに効く薬について
出典:https://medicalnote.jp/contents/160519-034-FQ
ニキビを薬で改善しようとするときには、市販薬、処方薬、漢方の3種類があります。
まず、市販薬の場合は塗り薬が主でテラ・コートリル®、オロナイン®H軟膏などがよく用いられます。ドラッグストアでも簡単に手に入るので忙しい人は市販薬で済ませるということが多いようです。ただし、ステロイドの使用は長期間にわたると逆にニキビの原因になりかねません。そのため、一週間程度使用を続けても効果が得られない場合には、病院を受診することをおすすめします。
次に処方薬です。処方薬にはいくつか種類があり、まずは抗生物質です。飲み薬ではミノマイシンといってアクネ菌を抑え赤みを改善する効果があります。塗り薬はダラシンTなどが有名です。抗生物質は効果がでるのが早いですが、根本的な治療にはなりません。次に抗炎症剤です。ブルフェンやスタデルクリームなどがあります。皮脂分泌抑制剤がホルモンのバランスを整えるために処方されることもあり、ビタミンB2、B6などのほか、低用量ピルなどがあります。次に治療薬です。塗り薬でディフェリンゲルなどが主です。皮膚組織の回復のためにビタミン剤が処方されることもあり、吸収効率が良いのが特徴です。シナール、ハイチオールなどが挙げられます。
ニキビ治療に効果のある新薬も登場しています。過酸化ベンゾイルという成分が入ったもので、2015年に登場したばかりです。殺菌力と皮脂の過剰分泌を抑えることで海外では古くから使用されてきた成分です。角質を取り除く効果もあるので、毛穴の詰まりも予防できる万能な成分として今後の活躍が期待されています。
最後に、ニキビができやすい体質を改善したいと考えている人におすすめな漢方です。漢方は種類が多いので自分に合うものを選ぶ必要がありますが、一般的にニキビ治療に用いられるのは、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)です。病院で医師と話し合いながら、どのような漢方を選ぶか決めていくのがよい方法です。
ニキビにオロナイン®化粧水は効果があるのか?
オロナイン®はニキビに良いとされており、とくに鼻の黒ずみなどにも効果が高いとされています。そんなオロナインの使用法で話題となっているのが、水と混ぜる方法です。「オロナイン化粧水」、もしくは「オロナイン水」と呼ばれています。
まず、オロナイン®について簡単に説明すると、1953年に大塚製薬から発売された皮膚用の抗菌軟膏剤です。ひびやあかぎれなどのほか、ニキビ、水虫、しもやけ、やけどなどにも効くとされています。用途が多いのが特徴です。主成分であるクロルヘキシジングルコン酸は殺菌効果があるためにニキビ肌を改善するとされています。さらに、保湿効果も高いです。そのまま使用するだけでもニキビに効果があるのですが、水とまぜるとより効果が実感できたという人が多いです。
~オロナイン®水の作り方~
オロナイン®水の作り方は単純で、オロナイン®と水を混ぜるだけです。オロナイン®1に対し水は4程度です。精製水を使用すると良いです。使用するタイミングは、洗顔後や化粧水の後が良いです。塗る時は顔全体にすっとなじませるだけで、週に一回程度の使用で十分です。やりすぎには注意しましょう。かゆみなどが出た場合は使用を中止してください。オロナイン®独特の匂いが気になるという人もいるかも知れませんが、水に溶かすことで匂いはあまり気にならなくなるでしょう。
期待できる効果としては、まずニキビが治ったり、できにくくなったりすることです。さらに、オロナイン®水を使用し始めすぐにニキビ跡が消えたという人もいるようです。その他にも、肌の調子自体が整いファンデーションのノリが良くなったという人もいるようです。このオロナイン®水は顔だけでなく、髪の毛に使えば寝癖直しになったり、全身の乾燥対策にも効果的だったり、手荒れなどにもおすすめです。オロナインはもともと様々な症状に効果があるものですし、家庭に一つ常備されていることも多いお薬です。気になる人は試しにオロナイン®水を使ってみると良いかも知れません。